築地魚河岸三代目

試写会でした。
築地市場を舞台にした人情映画。見てたらやたら魚食べたくなるよ。焼き魚煮魚刺身寿司。ああ食べたい。
漫画原作映画ですね。ビックコミック連載漫画で、エリートサラリーマンだった主人公の男が、恋人の実家の築地魚河岸の仲卸店を手伝うことになって……っていう出だしだけで、なんとなく伝わる人には伝わる、バリバリの人情もの。
ところで主人公の男性が私は苦手でした。恋人になにひとつ相談しやしねえ。思い込んだら一直線ど根性はいいけど自分の都合だけで恋人の仕事先に押しかけて「作業中ですから」と言われてるのに「少しの時間だけだから」と言って無理に話しかけたりすんの。そういう男は私はダメだ。どうしてそんな大切なこと相談してくれないの。と文句言いつつ、許してしまうこの映画のなかのヒロイン(田中麗奈ちゃん)は女神のようだ。心広いな、ヒロイン。
私は、大沢たかお演じるこの主人公より、ライバル的な立ち位置にいた伊原剛志演じるエイジさんのほうがタイプです。顔も好き。
で、舞台挨拶に大沢たかおさんと伊原剛志さんいらしてまして、スタイルいいなあ、タイなしのスーツ姿がかっこええなあと見惚れました。伊原さん淡いパープルのシャツでノータイでダークグレイのスーツ着てたのに、変に水っぽくなくて、スマートでした。
築地市場でロケしたのだが、意外なことにセット撮りもかなり含まれているとのこと。映像見てもセット使われてるなんてわからんかった。全部ロケしてたのかと思って見てた。しかも市場の人監修で、魚の鮮度が落ちたら、そんな鮮度の魚が築地市場で売られてるとでも思われたら我慢ならんからと魚交換になったりしたんだって。