隠し砦の三悪人
見てきましたよ。

中島かずきさんが関わっているので期待して見にいったんだけど、中島さんぽさはそんなに感じられなかったー。
脚本じゃなくて脚色なのね。どう違うのかようわからんけど。


アベちゃんもマツジュンも宮川さんも、いい味出してました。アベちゃんて凄いな。なにやらせても味わい深い。
私はマツジュンのあの歯並びの悪さが好きなので、今回の役も素敵だと思いました。ヒゲだらけで、汚くて、歯も磨いてないみたいに黄色いのな! マツジュンは王子役より粗野だったり荒々しい役をもっとやっていただきたい。彼は年を取るごとに野獣な役ができる色気がどんどんついてくると思うのよ。
ただロマンスは不要だったのではと思わんでもない。
アベちゃん演じる六郎太と共にいるときの長澤姫はなんとか姫様に見えんでもないが、マツジュンと共にいると姫さまがなんだか町娘に見えてしまうの。それって物語として、そこにロマンスが匂っているからなのではと帰宅して回想して思ったのでした。
この映画は、姫様が、毅然として上品で凛々しくあって欲しい映画だと思うの。
だから山の民の助けを借りるのはいいとして、その山の民と姫さまが恋におちてしまうのは「違う」のかもなあ〜って。もしくは恋におちてもいいから、それでもマツジュンより神々しく感じられるような姫様オーラを長澤さんに出して欲しかったというか。手に届かない感が欲しいのよ! 姫に!! 姫が神々しければすべてまるく収まる気がする。そうじゃないから、あちこちで腑に落ちないみたいな。
んーーー。好みの問題なのかなー。


オリジナル見てないので、そのうち見たいな。
オリジナルの姫様はどんな姫様なのだろう。