gift (集英社文庫)

gift (集英社文庫)

神様がこの世界を作ったとして、はたして神にとって人間含めてのこの世界が良い出来だったか不出来だったかは人の身の上ではわかりゃしねー。神の意向など知ることもなくオラは生きている。しかしもしかしてもしかして神様が世界を作ったというのなら、その神様がどんな神かは知りたいな。嫌いなタイプだったらどうしよう。神に対して罰当たり。
これは、可愛い壊れた神さまが作った世界の神話。みたいなもの。ちいさな物語がぎゅっと詰まっております。
殺したいほど愛してる (講談社文庫)

殺したいほど愛してる (講談社文庫)

連続殺人犯の名付け親になったばかりに、その殺人犯から愛されててしまった記者の話。
ラヴァーボーイという気の利いた呼び名をつけたら、殺人犯からご指名が。顕示欲たっぷりの殺人犯は自分に素敵な名前をつけてくれた記者のことを愛しちゃったみたい。愛すると殺したくなるみたい。そして……。
二転、三転していきます。おもしろかったよ。