王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

王国〈その3〉ひみつの花園

王国〈その3〉ひみつの花園

ばななワールド。
「ちょうど生まれたての赤ちゃん」という表現に「ちょうど焼きたてのピザ」みたいなものを感じた。
よしもとばななさんがどうこうというより、この作品世界での主人公視点にとってみれば、サボテンも人間も無機物も生物も、みんな同じように輝いていたり同じように醜かったりするんだろうな。
小説内の高橋くんの庭を見てみたいと思ったよ。
ぬるいところのある人は作品世界では否定されているが、私は、ぬるめの人たちも好きだな。