死ぬまでにしたい10のこと [DVD]

死ぬまでにしたい10のこと [DVD]

DVDで。
かわった女だなあ……と思ったよ。
感動する気で見たけど「変な人だな」と感じたきり口がポカン。
自分があと二、三か月で死にますとなったときに「死ぬまでにしたい10のこと」というメモを書き、それを淡々と行う主人公。親にも夫にも死ぬことは伝えないの。まあそれはいい。そこまでは許すとして。
そしてカウント10。子どもたちに毎日愛していると伝えるとか、自分が死んだあとでも毎年誕生日に届くようにメッセージを残すとかいうのはいいとして。
新しいママを子どもたちに探す。
恋をする。
男のひとを自分に夢中にさせる。
なんだそりゃ。
夫しか知らない人生だったから、死ぬならもうひとりぐらい別な男を知ってから死にたいらしい。ギャグなのか本気なのか。そのターゲットにされてしまった男もいい迷惑だな。子持ちで夫がいてもうじき死ぬ女と恋愛だよ!?
ずーっと見ていって、ラストで、主人公は「自分がいなくなったあとでも、自分のまわりの人間を、自分の思うままにあやつりたいのか」みたいな、嫌な気持ちになった。
自分が死んだあとのことなんて、そんなの、それぞれの周囲の人たちの好きなように生きさせろよ。
私抜きでも私の人生は続くって、あんた……気持ち悪いよ、あんた……。

でもこれに感動する人もいるんだろうなあ。
感性の違い。