体重の変化より体型の変化が問題なのだとずっと主張しつつ下がりゆく我が肉の軍団に手をこまねいているワタクシです。
スキヤキウエスタンジャンゴのなかで、かおり姐さんが潔く垂れた尻で戦っている姿を見て「もうこれでいいのかも」と変に納得もしてみたが。
尻もそうだが腹の肉も落ちていく。自力でどうにかできるレベルではないので高須クリニックで肉体彫刻してもらうしかたぶんもう術はないのだ。

私の理想は昔から「ちょいムチ」なラインで、ドリュー・バリモアなんか素敵だなあ理想だなあと思う。
しかしもう私はその「ちょい」のラインを超えました。肥えました。つーか肥えてはないけど弛んだのだ。張ってた肉の表面張力が瓦解しどばどばと肉が雪崩ゆく途中なのだ。
雪崩。それは春のきざし。
もうじきワタクシの肉体に春が訪れる。
そう思うとちょいとめでたくも感じられる錯覚。
なんか芽吹いたりすんのかオラの肉体に。緑萌えたりするのか。鳥が巣作りしたりするのか。

老いつつある私の肉はとても柔らかく触れる手を拒まずその手のひらにそっと馴染むのだ。