「借り暮らしのアリエッティ」。
うん。綺麗。原作の「床下のこびとたち」が大好きだったので、そのあたりを堪能しました。
パヤオだったらもっと疾走感や飛行シーンがあったのかなあと思ったり。毒どくしい情景がなく、でも原作にも特に毒どくしい悪夢なシーンってなかったしなあ。
「プレシャス」。
ザ女のムービー。見事なまでに男が背景としてしか出てない。
近親相姦の母親ってたしかにああだわみたいなリアリティを感じた。母の敵は娘であり娘の敵は母であり、しかしその両者はいずれ理解して乗り越えていける関係性であり……。「宝物」プレシャスという名前をつけられて、父親に犯されて、二児を産んで、そんなすべてに足をどかっとおろして立ちはだかるまでの少女の物語。痛い。でもプレシャスの感情はぐっと私の胸に迫ってくるのでした。