「ミックマック」見てきました。
アメリ」作った人の映画。銃の暴発で頭に銃弾が入ったまま生活しなくちゃならなくなった男性。退院したらアパートから追い出されてるわ、荷物は盗まれるわ、仕事場はなくなってるわ。浮浪者になってから、浮浪者仲間と、廃品回収などをして過ごしていたが、自分をこんな目に遭わせた武器会社に復讐したくなった主人公は……。
シリアスに描こうとしたらいくらでもシリアスになるのに、実に、くだらない仕返ししかしない主人公たちが愛らしい。そして切ない。誰も殺さないように、それでいて武器会社に復讐をしたいというその気持ち。
可愛らしくてシニカルで好きな映画だ。
マザーウォーター」も見てきました。
かもめ食堂」から脈々と……いつまでもこのスタイルで貫きとおすのか!?
今回のは食べ物にそんなに惹かれることはなかった。すべては「水」。水の美味しい土地で、水を活かした仕事をする女たちと、その付近をふらふらしたり、ふらふらされたりする男たちと、子ども。
もたいさんはいつも大好き。でもさあ、こんな話し方しかしない女ばかりが周囲にいたら、私、キーッとなりそうよ。
皆さんまったりと、おっとりと、妙に抽象的な話ばかりしているのだ。
きっと私は「おまえらみんな説教臭くて、うざいわ!」と、あのただなかにいたらウキーッってなる。