二十歳の女子に「エヴァンゲリオン通してはじめて見て最終回で感動して泣いた」と言われ衝撃。だめでもいいのだ、役立たずでいいのだ、そのままでこの世界にいてもいいのだということを「オトナに」全肯定され許される最終回に勇気付けられ感動したのだと。
団塊の子ども世代はとにかく空しいんだよ」と主張され「でもあなた団塊の子ども世代じゃないじゃん。その世代はあなたよりもう少し上。それに世代的なものじゃなく若いってのが、不安で、何者でもないってことなんじゃないの?」「いいや。あなたたちの子どもだったときよりずっと私たちは不安なんだよ!」


若いとは自分たちが特別だと思い込めること!


「でもあなた小学校のときあれ見て、つまんないって途中で投げたじゃん」
「だって小学生におもしろく見せる力のないアニメだよ。内容が難しいよ。あれ、もっと出だしが小学生でも理解できて、通して見ることができたら、いま感じた以上に小学生の私は最終回で感動したよ」


自分が子どもだったときより、いまのほうが、世界はとても弱肉強食な感じがして、自分が力がないことが本当に怖い気がするリアル。
だったら全肯定されたかろう気もするが。


二十歳ぐらいで自分が役立ってて、何者で、なんのために生きてるか実感して生きられてたまるか。まあもっと悩め苦しめあがけ。


嗚呼。今朝の私は。
仕事の夢にうなされる。