レミーのおいしいレストラン [DVD]

レミーのおいしいレストラン [DVD]

DVDで。
料理が大好きなネズミと心底通じあえるのはたぶん同じように「美味しいものをのみ愛する」料理批評家だったんだろうな。
シェフは「すべての料理を愛し」それゆえに太るが、料理批評家は「食べるのに値する料理のみを愛し」それゆえにとてもスリムだ。
その料理批評家の、ラストの「シェフであるネズミ」の料理に対する批評がとても愛に満ちていて、剣豪の、一対一の勝負に似たような、なんつーかそういう類の感動とカタルシスが。
ものを作る人、おいしいものが好きな人、いろんな立場で、いろんな形でこのラストのカタルシスの得られ方が違うような気がする。
いいもの見たなと思いました。