アシッドハウス

アシッドハウス

トレスポは好きだった。しかしまたずいぶんとシニカルな方に突き進んだわけですね。お国柄なんですかね。
蠅の視点に立ってウ●コの美味しさを語られても、などなどと「なぜまたそういう!?」な内容の小説がたくさん。好きな短編もあるが、どうなんだかなあと途方に暮れる気持ちになるものもあり。
トレスポのあたりで立っててくれたら私も読みやすかったのに。
でもその一点に立ちつづけるのって大変だしなあ。
そして心のどこにも引っかからないより「なんだかなあ」と途方に暮れさせてくれるならば、それは良い物語だろうとも思っている。箸にも棒にも的な、なにも残らないものより、良い。