亡くなった犬の夢を見た。
たいていその子の夢は、亡くなってしまったことはわかってて、でも彼女が私に会いにきてくれて一緒に添い寝をする夢なのだが、なぜか今回のは「生き返ったので、今度ははもう亡くしたくない」という夢だった。薬を飲ませなくてはと、私の寝てるところにやってきた彼女に思う。ご飯のなかに薬を入れて食べさせなくてはと。でも起きてから思うに、あの子はいい子なので、薬をご飯になど混ぜなくても無理に口を開けて、薬をのどの奥に突っ込んで、そのまま無理やりにでも口を閉じて「ごっくんしなさい」と命じたら飲んでたのだ。って、こう書くと虐待してるみたいだが、私と暮らした猫も犬もみんな気のいい奴らなので病気になったときはどんな薬もこの方法だったのだ。
そしてご飯をあげたのに犬はご飯を食べにこなかった。夢のなか。ふいにあの子の気配が消えた。
犬と共に、見たことのない猫も私の寝ているところにきて腕枕でふわふわと寝てて、その子にもご飯をあげなくてはしかし君は誰だ見たことのない新顔の猫だがと。
ご飯ご飯と思い、夢のなかで犬と猫のご飯の用意をし、でも誰も食べにはこなくて「ああ、ちゃんと起きて現実のご飯をこの猫にあげなくてはきっと猫は」と思い、がばっと起きた。
猫はいなかった。
あの猫は誰だ。もしかして私はまた猫を拾いますよというお告げですか。美形の子猫ですが女の子だった。女の子より男の子の猫が好きです。
ちなみに犬は女の子が好きです。
人間の子どもはどっちでもいいです。