デトロイトメタルシティ」見てきたよ。
あまり期待せずに見にいったら大満足さ。
禁止用語ビシバシな禁止映像ビシバシな原作をきちんと抽出しつつ娯楽として放出。
笑える部分は活かしつつ、なぜか原作ではあまり香らない「いい話テーマ」が適度に漂い匂う作りになってた。
しかし、なにがすごいって根岸が。あのクネクネダンスのキモさを、きちんとマツケンが表現してるところに驚いた。キモイ(褒めてます)。
根岸からクラウザーさんへの変化がすげえ。てゆーかマツケンがとにかくすげえー。
あとは女社長役の松雪も。てゆか配役すべてが。秋山も妙にはまってた。なんだあれ。
あと無駄にオープニングがかっこよかった。

クラウザーさんのあの「やりたいことと、やっていることが違うそのギャップと挫折と慟哭」に、いたたまれないものを感じました。
はたから見てある一面で成功している人の苦悩って、だから私は好きなんだって。
いろんなもの持ってるじゃんって周囲から思えるような人の「だけど俺が欲しいのはこれじゃないんだ。あれなんだ」みたいな、恵まれたものの痛みとか、挫折とかに通じるものが。