執事喫茶
「おかえりなさいませ、お嬢様。おかえりさいませ、旦那さま」
というセリフとともに喫茶内に。事前に呼び方は聞かれていて、三十二歳の男子が「もうこの年で、おぽっちゃま、はないと思うので」と言い切ったのに私は「お嬢様」と呼ばれようとした。なんだ。文句があるのか。文句がある奴出てこい。
SWALLOWTAIL -Top-
執事の衣装はとても萌えますね。あのお尻のところがパピュンと割れた形の上着にリボンタイ。
時間前に伺うとドア前にあるソファに招かれてそこで着席して待機になります。そこで同行男子は「旦那さまのお洋服はとても素敵でいらっしゃいますね」といきなり衣服を褒められる。実際、素敵な衣服だったのである。しかし私は褒めてくれない。なんだ。文句があるのか。文句がある奴は(略)。
そして時間になると招き入れられ、荷物を持たれ、案内され……という感じ。店内は普通に英国っぽくシャンデリアにドレープのかかったカーテンにテーブルに椅子に。座ると膝の上にナプキンを広げてかけてくださる。その他、いたれりつくせりで、お茶は自分でポットからカップに注いではいけないらしい。カップになくなったら執事がやってきて注いで去っていく。ケーキも食べ終えたら皿を取り換えに執事がやってくる。スコーンとキッシュとケーキだったのですが「なにをお先にお食べになられますか」と問われ「スコーンを」と言ったら皿を置き「お皿のお取り換えはわたくしどもがいたしますので、なにかございましたらこのベルでお呼びください」と、テーブルの上に金色のベルを置いていく。
とりあえず体験しとくと楽しいかな、と。
ケーキもお茶も美味しかったので。雰囲気だけじゃなく、食べモノがちゃんと美味しいのは評価高くなりますよね。