「そんな彼なら捨てちゃえば」
見てきましたよ。刺さるかと思ったけど意外に刺さらず。
「もういいから捨てろ」と言われがちな人と、別れてはいるものの、恋愛以外の部分で縁を切らずにいる身としては、見たらきっと刺さる内容だと思ってあえて見てきたんだけど。
やっぱりさあ、恋愛とか愛とかがあるから、捨てちゃえばって展開になるとキツイし刺さるわけで、そういうのとは別な部分で面倒みてたりする場合は「んー。特に」って感想になるんだね。
私の場合は、あまり理解されないけど「これで手を出さないでなにかあったら絶対に自分が後悔する」ことが、自分の性格としてわかっているので手出しをしているので、自己満足と近いところが多々あるわけで。しかも自分が相手を恨むことのない程度のギリギリさを見極めて、ここまでだったらできるだろうというところで手を打つことにしている。それが自分の精神安定にとっていいことだと自分で思う範囲で、無理しないでやろうとしている。
でも、愛情がある相手が「そんな彼なら捨てちゃえば」な対象だと痛々しいよなあ。と、映画のなかのカップルひとつについては思いました。
あとは、自分になにかあったときに支えてもらいたいなということと、相手になにかあったときに支えられたらいいなとも感じた。
映画のなかでは一度は別れたカップルが、女性の親が倒れて、女性が必死で頑張ってるときに事情を知って駆けつけるんですよ。彼女や親ま好きな食べ物を持って、そして忙しくてそこまで手がつけられなくなっていたたまった洗濯ものと皿洗いをもくもくと彼がしてくれるシーンがあって「愛情ってこういうものなんだよな」と思ったのよ。具体性のある親切こそが、支えるということなのだと思うのよ。
そこんとこ理解できてる男って少ない気がする。男性の親切ってなんだかとても抽象的だったり、足が地上から浮いてたりすること多々だよな。
でも私も具体的な親切をちゃんとやれてるのか、尽くせるのかというと、その場にならんとわからんよね。その場になって自分の程度が知れたりして愕然としそうだなー。ああ。精進。